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かるふーる

  • 2007年7月の≪かるふーる≫
    月に一回開催されている“アコーディオン喫茶かるふーる”の様子です。<炭火煎珈琲はるもにあ>のHPでも過去の<かるふーる>の様子をご覧になれます。http://homepage2.nifty.com/harmonie2000/ako.html クリックすると写真は大きくなります。
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2008年8月 8日 (金)

歌の伴奏のこと

 高齢者施設での歌の伴奏について、たしろさんからコメント欄にいくつか質問をいただいたので、こちらでまとめてお答えしてみます。

mobaq素晴らしいですね。そして、続ける事ってとても大事だと思います。今回は、くどうさんご自身の体力配分のことを書かれていますが、それ以前に、そもそもこのような場をどうやって実現するかがとても難しいことのように思われます。事前の選曲と準備、当日リクエストの受け入れと決定、歌集(歌詞カード)の用意、司会進行などについて全部お一人でなさるのか、それとも良き理解者・協力者があるのかお聞かせ下さい。

spade何にしても続けていく中で見えてくるものがあるように感じます。この施設での演奏ボランティアを始めた7年ほど前は、一人だったので、まず自分のアコーディオンのレパートリーを聴いていただくことから始めました。シャンソンとか欧米の映画音楽や世界の民謡などでした。利用者の方たちがお好きそうな曲のレパートリーは多くはなかったので、少しずつ日本の曲も増やしていくようにしてリクエストの多い演歌なども弾くようになりました。そのうちに皆さんを見ていると知っている曲は歌いたいようだし、実際演奏に合わせて口ずさんでいる方が多いので、歌ってもらうことを取り入れたいと思うようになりました。でも、施設側も人手不足でアシスタントなどいないし、しかも重度の認知症の方が多いフロアなので、一人では歌集を配って歌っていただくにしても難しいように思えました。そんな感じで4年ほど続けているうちに、PTA活動を通じて知り合ったKさんが歌のお手伝いをしてくださるようになり、施設で作った歌集や自分で用意した歌詞カードなどを利用して、歌っていただくことを主体にした活動へと移行していきました。ただ聴いているだけの時よりも利用者の皆さんが歌うことで生き生きとしてくるのが目に見えて、「歌の力」の素晴らしさを実感しました。特養施設で歌の伴奏を中心にやるようになって一年位したころに、併設のデイサービスでもやって欲しいとの依頼があり、今はデイサービス利用者向けに一時間(これは施設で準備してくださっている歌集が季節ごとに何冊かあります)、特養施設で一時間(こちらは歌集を利用することは難しい方も多いので皆さんがよく知っていそうな曲やKさんが歌詞を伝えながら一緒に歌う形でやっています)を同じ日に連続でやっています。最初の頃は私が司会進行を一人で全部やっていましたが、Kさんが慣れてきた頃から半分お願いするようにして楽になりました。選曲は、毎月歌集の中から私とKさんで選んでいます。リクエストについては、その場で応えられるものについてはお応えしますが、無理なものは次回以降にということで、出来るだけ翌月に歌っていただけるように心掛けています。最近はYouTubeなどで音源が見つかる場合が多いので、以前ほど困らなくなりました。譜面のないものは音源を聴きながら譜面を作って歌いやすいKeyに移調したりします。

mobaq今朝ほどの質問は、どうも唐突で失礼しました。
このブログを知って以来のことはこれまで大体読んで来たつもりですが、そもそもの経緯とか意志決定に関する部分はあまり記憶になかったので質問をさせて頂きました。
実は、地元で「うたごえ喫茶をやりたいがアコーディオンを弾いてくれないか」という申し出があり、とりあえず日程だけを相談して来月それをお引き受けすることになったのですが、曲もやり方も何の相談も打合せも無い段階で「毎月定例で第○金曜日の夜、歌声喫茶をやる(それも歌声酒場に近いイメージ)」という形で話が勝手に動き出しているらしいのですね。吃驚して聞いてみると、他に手伝ってくれる人は誰も居ない孤立無援の状態らしいので、思い余って質問させて頂いた状況でした。

その後、高齢者施設でのくどうさんの7年余の音楽活動の経緯はブログ開設当初からの記事を読ませて頂いたので大体分かりましたが、僕自身の心情としては次のような気持ちが根っこの所にあるんです。

・知らない曲は弾けません。
視力が悪化して以来読譜が辛くなったこともありますが、楽譜を用意されても多分普段歌い慣れない人が座ったままで楽に歌える高さ(最高音はD程度)に移調しなければならないでしょうから、事前準備なしではとても無理です。

・嫌な曲は弾きたくありません。
お給料を貰っていた頃は、嫌な仕事も引き受けましたけどね。これはボランティアの範囲を超えるのでそういう曲が得意な人を捜してきて下さいと言いたい。

・カラオケ代わりは嫌です。
この歳になってカラオケ代わりや芸者代わりを期待されるのも嫌ですし、皆が飲んで騒いでいる中で賑やかしを期待されるのも嫌ですね。自分が飲むのは好きですが。

やるとすれば日程の折り合いが付いたとしても、企画から司会進行、歌い手の確保など事前の打合せに基づくしっかりした意志決定の手続きと、歌集の用意や伴奏の準備などが必要かと思われるのです。

clubたしろさんの音楽的素養と実力を知っての依頼だと思いますが、いきなり一人で全部やってくださいは確かに厳しいですね。と言っても企画者の方たちがお手伝い(歌のリードとか歌集の準備とかもろもろ)してくださるのであれば、少しずつ体裁を整えていくということで、気軽に始めてみてもいいようにも思います。

・知らない曲は弾けません: 最初はそれでいいのではないでしょうか。私も知らない曲はいきなりは弾けません。移調の作業も結構手間ひまかかります。まずは手持ちのレパートリーからでいいように思います。
・嫌な曲は弾きたくない: これも最初に「引き受けるにあたっての条件」として伝えておけばいいのではないでしょうか。私の場合は、リクエストに関しては出来るだけお応えしたいという気持ちがあるので、たまに気が進まない曲も弾いたりしています。
・カラオケ代わりは嫌: これも「酔っ払い相手の歌の伴奏を期待されるのは困る」ということを伝えて、皆で歌うことを楽しむ場であるならばお手伝いしますという条件を申し出てみてはいかがでしょうか。

実際、新たな活動を始めることはかなりのエネルギーを要しますし、大変なことも多々あります。高齢者施設での歌伴とは別にカフェバーCooでお手伝いしている歌声カフェ「空」では、事前準備といったら300曲近い曲数をカバーしなくてはならず、2年が過ぎた今でも、まだ上手く弾けない曲もあります。でも、少しずつ新しい歌を覚えることを自分の楽しみとして続けてきたので、それほど苦にはなっていません。
無理せず出来ることから始めて、継続していく中で、試行錯誤を重ねつつ、たしろさんらしい活動にしていったらいいのではないかと思います。
せっかくのいいチャンスだと思います。やってみて無理だと思ったら考え直してもいいことですし、是非挑戦してみてはいかがですか。私も、たしろさんはじめ、多くの方から譜面その他のことで助けていただきながら、続けています。音楽、特に歌を通して交流を持てることは、本当に幸せなことだと思います。応援しています!

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コメント

高橋由香子 さま
初めまして。相模原市での素敵な取り組みを伺い、とても嬉しく思い、この場をお借りしてコメントさせて頂きます。

アコーディオンは、自分の楽器が使える利点はありますが、楽器運搬の問題の他に、そもそも楽器の取得やメンテなど総て自分でやらなければ成立しない厳しさがあり、重さだけに着目しても優雅なものではありません。また、どんな曲でも「楽譜なしでの伴奏も自由な移調も当然」と思われる節があります。(どうせ趣味なんでしょうからと思われるのはちょいと辛い3K状態と言うべきか。)

これと比較すると、自分で楽器を選べないピアノの不自由さはまた想像を絶するものですが、楽器の管理者に「何とかして下さい。調律もお願いします。」と言える立場があるだけ、これは救いではないかと羨ましく思うことがあります。また、「楽譜を用意して下さい。」と言っても、多分何処でも通用する羨ましさも有ります。

そのような中で
>日々、アイディア探し、ピアノの練習、伴奏譜作り、歌詞カード作りに励んでいます。
と伺い、どれほど共感を覚え嬉しく思ったことでしょう。
大変でしょうが、どうか高橋さまも頑張って下さい。そして、成果の方もまたお聴かせ下さい。

一晩寝て改めて考えてみましたが、方法が定着するまでの間は、特に曲決めや進行を主体的に進めることが大事だとつくづく思います。実績を積んでレパートリーなどの貯金が増えれば、何が来ようと平気でしょうが、初めが肝要ですね。

くどうさんは、最初の4年間はアコーディオンだけで毎月1時間のプログラムをこなすのはとても大変だったでしょうが、それでもご自分で主体的に決めて進めることが出来たのはきっと救いだったと思います。

改めて考えてみると、僕が一番不安に思っているのは、70年代以降に流行った曲は全くと言って良い程知らないことにあり、誰もが知っているこの時代の曲を曲名だけ言われて伴奏して欲しいと要求されてもキョトンとしてしまう・・・これは大きなコンプレックスになっています。だから、この辺りのことは勘弁して貰ないとスタートが切れません・・・トホホ。
(70年代以降は、連日残業の企業戦士時代で、週末のオーケストラ参加(それも何度か休団するなどの中断を含む)以外はテレビを見ることもなく、音楽とは全く無縁の生活でした。当時親交のあった人達は、僕が音楽が趣味だと言うと吃驚されます。)

でも、お陰で考え方も関係者との対応の仕方も、かなり整理が出来てきたように思います。続けるための方法は、皆さんに受け容れられる事だけでなく、自分が堪えられるものであることも大事ですものね。

heart高橋由香子さんへ:
初めまして。お立ち寄りいただき、ありがとうございました!
自分の音楽活動の記録として、その時々に感じたことなど書き綴っていますが、試行錯誤・悪戦苦闘の記録であったりもします(笑) 読んでくださった方が何か参考になりそうと思ってくださるなんて、なんと嬉しいことでしょう! 
ブログ拝見しました。高橋さんも素敵な活動をなさっているようですね。私の方でも、高橋さんのブログを読ませていただいて、学ぶことがたくさんありそうです!
コメント投稿いただき、ありがとうございましたhappy01

spadeたしろさんへ:
私が個人的に思い感じていることを書いているので、一般論として通じるかどうかは分かりませんが、「私はこんな風にやっています」というのが少しでもどなたかのお役にたてば、それはそれで嬉しいですhappy01

工藤絵里様、こんにちは。偶然立ち寄らせていただきました。

相模原市で「健康づくり普及員」をしており、毎月1回、高齢者対象の体操教室を開いています。毎回、クールダウンが済むと15分〜20分ほど参加者に歌っていただいています。会場(公民館の大会議室)にあるピアノで伴奏します。

近頃はお手伝いでクールダウンのBGMとしてゆったりとした曲を弾かせていただくこともでてきました。

15日には友人の「うたごえサロン」で1時間ほど伴奏します。

「健康づくり」事業に音楽を沢山取り入れていきたいと思いながら日々、アイディア探し、ピアノの練習、伴奏譜作り、歌詞カード作りに励んでいます。

工藤さんに沢山学ばせていただけることがありそう!と思いながら拝見しました。出会えてよかったです。

これからも寄らせていただきます。


わぁ、早速の具体的で丁寧な回答を有り難う御座いました。
あぁ、質問して良かった。これは僕だけでなく、きっとこれから始めようとしている多くの皆さんにとっても、とても有益なアドヴァイスだと思います。
僕自身の課題については、とりあえずなるべく気軽に対応できるようにしたいと思います。どうも有り難う御座いました。

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