「愛するということ」エーリッヒ・フロム
「フランクフルト学派の精神分析学者、フロムの新訳がベストセラーだ」という書き出しに何となく惹かれて読んだ書評。フロムには関心はなかったのですが「精神分析学者の本がベストセラーってなぜ?」と不思議に思いました。最後まで読んで笑ってしまいました。「ラブは、ギャンブルだ。」が書評の締めの言葉でした。「こんな書評を書くのはいったいどんな人かしら」と本の内容以上にこちらにも興味が湧きました。そうしたら何となく見覚えのある名前が書かれていました。「ああ、この人か」と納得がいきました。いつも面白いものを書かれているので記憶に残っていました。
●愛するということ (新訳版):https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784314005586
●朝日新聞記事(途中まで):https://www.asahi.com/articles/DA3S14806430.html
フロムの本を読むことはないと思いますが、書評からも多くの気付きが得られます。「人を愛するということは、なんの保証もないのに行動を起こすことであり、こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に全身を委ねることである」こういう気持ちを多くの人が持てれば、少なくとも戦禍で命を落とすような人は減らせるのじゃないかなぁ~などと思います。
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