教養
今朝の新聞記事から
「教養って、行き詰っているときに、どこか思わぬ方向から、光が差し込んでくる、その光の源だと思う。」
イスラム地域研究者の内藤正典さんの8/5付けのツイッターにあった言葉だそうです。
いい捉え方だなぁとすっと心に残りました。
8/16付、朝日新聞朝刊「折々のことば」(鷲田清一さん)より
今朝の新聞記事から
「教養って、行き詰っているときに、どこか思わぬ方向から、光が差し込んでくる、その光の源だと思う。」
イスラム地域研究者の内藤正典さんの8/5付けのツイッターにあった言葉だそうです。
いい捉え方だなぁとすっと心に残りました。
8/16付、朝日新聞朝刊「折々のことば」(鷲田清一さん)より
今朝の「テレビ寺子屋」の講師は岸田ひろ実さんという車椅子に座った女性でした。ユニバーサルマナーという言葉を知りました。「人は、違って当たり前」。違いがあるからこその気づきや学びがあり、そこから、自分が豊かに幸せに生きることができるというような内容のお話でした。困っているのではないかと感じる人を見かけた時には、魔法の言葉「何かお手伝いできることはありますか」と声をかけて下さいと仰っていました。そうすれば、必要な時には何をして欲しいか教えてくれるし、必要のない時にはその旨を伝えてくれるので、躊躇わずにこの言葉をかけて欲しいと。
この女性の人生も平たんなものではなさそうですが、しっかりと学び、学んだことは他の人へも伝え、家族と楽しく笑って過ごしているということを知り、生きていく元気をもらえるような気がしました。
●岸田ひろ実さん:https://note.com/hiromirairo
●ユニバーサルマナーとは:http://universal-manners.or.jp/universal-manners.or.jp/about-um/
6/30まで無料で見られる「おうちde寂聴展」を見ていて、素敵な言葉に出会いました。にっこりと相手に話しかけ、笑顔をあげることを和顔施(わがんせ)と言うそうです。いつもいつも会えば笑顔、辛いことも悲しいことも笑顔で上書きして生き抜いた大切な友人のことを思い出しました。あぁ、もう一年半になるのかと思いつつ、彼女が亡くなった後に生まれたお孫さんの笑顔にはどことなく面影が感じられます。緊急事態宣言が解除されて、先週は半年ぶりにお孫さんの成長ぶりを見せてもらい最高の笑顔に癒されてきました。笑顔って本当にすてきです。時には、お薬を飲むより体調を整える効果が期待できるかもなんて思います。
●「おうちde寂聴展」:https://www.onsei.co.jp/ouchi-jaku/
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若い頃は「まってる。」という行為は難しいものでした。気持ちも行動も、ついつい先走りしがちで待つことができないために生じるトラブルも多々あったように思います。年齢とともに待つしかない時もあることに気付くようになると、生きることが少し楽になりますね。
「待つ」ということは自分にとっての修行だと気付いて、焦らずじっくりと待つことを心がけるようになって何かが変わってきたという実感があります。昨日は家族の言葉の中にも変化を感じることがありました。
「祈りを込めて待つ」ことで人はちょっぴり大きくなれるのですね。「待つのは物事が私一人の想いでは動かないと知るから。」という言葉も大切なことを教えてくれるような気がします。
(昨日の朝日新聞朝刊「折々のことば」より)
昨日の新聞にあった17世紀フランスの哲学者デカルトのことば。
「ゆっくりと歩む人でも、つねにまっすぐな道をたどるなら、走りながらも道をそれてしまう人よりも、はるかに前進することができる」 (『方法序説』 谷川多佳子 訳から)
自分自身や身近にいる歩みのゆっくりな人にも希望を持てることばだなぁ~と思いました。哲学者の書くものなんて難しくて私には読めないという思い込みで読んだことがありませんが、結構いいこと言ってるのかもと感じました
今日の朝刊のコラム 「折々のことば (鷲田清一さん)」 の中のことば。
「おとなに なってしまったら、わからなくなることも たくさん あるはずだ。」
美術家の森村泰昌さんの絵本 『たいせつな わすれもの』 の中の一節のようです。ひらがなだけで書かれたこの文章を読んで、ちょっとハッとしました。子どもたちに向かって 「大人にならなきゃ分からないことがたくさんあるのよ。」 とついつい言ってしまいがちですが、そして、実際にそういう面はありますが、大人になって分からなくなってしまうこと失ってしまうこともたくさんありますね!
子どもたちと話をする時には、こういうことも心に置いておかなくてはと思いましたし、このような視点を失わずにいたいものだと感じました。最近、新聞を読む中から数多くの「よりよく生きるヒント」を頂いています。ありがたいことです
森村泰昌さんは、以前から面白いことをなさっている方だという認識はありましたが、これからは活動をもう少し気にしてみようと思います。
「森村泰昌」芸術研究所: http://www.morimura-ya.com/
昨日の朝日新聞朝刊の「折々のことば」というコラムにあったロラン・バルトの言葉。
「愛する者たちを語るということは、彼らが生きたのは(そして・・・・・・・苦しんだのは)≪無駄≫ではなかったことを証言することです。」
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夫の死後、夫と親交のあった多くの方たちと直接お会いしたり、手紙やメールなどでの交流を持つようになりました。以前から存じ上げていた方たちもいれば、全く面識もなくお名前さえも知らなかった方たちもいらっしゃいます。同じ気持ちを共有しながら語り合うことのできる人たちの存在に私の心はいつも救われています。昨日の朝、上のロラン・バルトの言葉は、すっと私の心の片隅に収まりました。
スマートシニア全員集合!! (fb新老人の会 本部):https://www.facebook.com/shinrojin
週に1~2度ですが見に行っています。まだ「シニア世代」という自覚はない私ですが(あるいは自覚していないだけで50代は既にシニア?)、スマートシニア的に上手に生きていきたいなぁ~と日々思っています。見に行く都度、忘れかけていたことをハッと思い出したり、励まされたり、新たなことに気付いたりと、私にとって「みちしるべ」的なサイトです。
100歳を過ぎてなお現役の日野原重明先生の「ただ生きるのではなく、どうよく生きるか、です」という今日の言葉も心に響きます。どれだけ深く生きられるか、本当に大切なことですね。
前回のテーマの続きですが、先週の金曜日の夕刊まで朝日新聞に連載されていた「がん その先へ」というコーナー。楽しみに読んでいたのですが終わってしまいました。でも、その最後のタイトルがまた心に残りました。
≪闇もある だから輝く≫
また少しだけ本文から抜粋
〈がんはきれいごとでは語れない。薄っぺらな前向き志向はときにへしおられる。私も大切な人を何人も失った。でも、その闇の濃さこそが、輝きを際立たせ、いまを強く照らすのだと思う。がんに、人生すべてを支配されることなく、その先へ―― 〉
上の抜粋部分は、この連載を担当なさった上野創(はじめ)さんという記者さんの言葉です。上野さんご自身も二度の再発も経験しながら、新聞記者という立場から体験を記事にしたり取材に取り組まれたりなさっています。
このことは“がん”に限定せずとも、すべての病にたいして言えることだなぁ~と思います。あるいは人生そのものにかしら。何の悩みもなく明るい表通りだけを歩いて一生を終えられる人は少ないのではないでしょうか。ある時期、暗闇に閉じこもってしまう人生を送っている人も多いことと思います。でも、そのような暗闇を体験したからこそ分かることがたくさんあって、だからこそ感じられる輝きもあるはず。明るい輝きに満ちた日々にたどりつくまでには時間が必要なこともあるかもしれないけれど、それでも必ずその日はくると思います。
そんな想いを強くしました。
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たまたまですが、昨日は『かるふーる』でライブもやってくださった『楽香』の「きょう」さんのお誕生日でした。彼女のブログからもいつも力をいただくことができます。よかったらどうぞ!
●「きょう」さんのブログ:http://plaza.rakuten.co.jp/kyonirufu/
●上野創さんのブログ:https://aspara.asahi.com/blog/kochiraapital/entry/PzH0tUq8uQ
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