アコーディオンと私

2008年1月27日 (日)

la neige ラ・ネージュ 雪

 昨夜はアコーディオン教室の内輪の発表会&新年会でした。ワン・レッスン制なので、まだ片手で数えるほどしか通っていないのですが、他のお弟子さんたちの演奏を聴いたり沢山お喋りしたりで思いっきり楽しい時間を過ごしてきました。≪かるふーる≫仲間の皆さんも多く、初めてお話する方たちとも和気藹々と盛り上がり、また次回の発表会が今から楽しみです!
 発表会へ向けて練習を続けていた『ジンガレスカ』は昨夜もやっぱり思うように弾けませんでした。練習時間も充分取れていないこともありますが、自分の中で煮詰まってしまっていて、今これ以上弾き続けてもダメなような気がしていました。しばらく離れてみて、また忘れた頃弾いてみたら、もっと上手く弾けるようになるかもしれません。苦手なジャンルの曲に取り組むという日頃避けて通ることに挑戦してみたということで、ひとまず良しとしましょう。

 昨夜、もう一曲弾いた曲は『la neige ラ・ネージュ 雪』です。一曲しかない私のオリジナルです。ちょうど4年前、病院のベッドの上で雪を見ながら浮かんだメロディーを曲にしました。思いがけず大きな手術を受けることになり長期入院を余儀なくされた時に、アコーディオンの先輩のお一人が「工藤さん、長い入院中退屈でしょう? 何して過ごす?」と聞くので、その場の思いつきで口から出まかせ「そうですねぇ。アコーディオンの曲でも作ります~」なんて言ってしまいました。すると、その先輩はお見舞いに来てくださった時に、ベッドの上でも使えるイヤホン付きのミニキーボードを持ってきてくださったのです。その当時の私は今と違って生真面目な人間だったので、入院中「言った以上は何か曲を作って退院しなくては・・・」なんて何かメロディーが思い浮かんでこないものかと日々きっかけを探していました。そんなある日、東京で初雪が降り窓の外を眺めると後から後から落ちてくる雪が、とてもきれいでした。それを見ながら、ふと思い浮かんだメロディーがあったので、それを書き留めておいて、退院後に曲にまとめてみました。当時『スタイル・ミュゼット』『ジェルメーヌ』『アンディフェランス』などのマイナー・ミュゼット・ワルツを練習中だったこともあり、コード進行とか曲の雰囲気とかは、これらの曲とよく似ています。退院後も思うように身体が動かない時期が長かったのですが、早く元気になってアコーディオンを弾きたいという思いで曲にまとめる作業をする時間が、本当に私を元気にしてくれたように思います。いまだに上手には弾けないオリジナル曲ですが、私にとっては、新たな人生の始まりにあった、とても大事な曲です。

 時々、「次のオリジナル曲は?」と聞かれることもありますが、それは多分に次に長期入院をする時にでしょうか。ということで、当分は出来そうにありません!

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2006年8月29日 (火)

歌声喫茶

 シャンソンやミュゼットが弾いてみたくて始めたアコーディオン。始めた当時は歌声喫茶というものの存在さえ知らなかったと思います。だから、自分が歌声喫茶に関わるようになるとも想像していませんでした。ここ数年、いくつかの歌声喫茶に参加して、歌声喫茶の伴奏をやれる人って「すごいなぁ~!!」と思っていました。今でも思っています。自分が頼まれても軽々しく引き受けられるようなことではないと判っています。でも、つい出来心で引き受けてしまいました。やっぱり大変です! 膨大な曲数、どうやったって一ヶ月かそこらじゃ覚えるどころか弾けるようにもなりそうにないです。
 リクエストに全部応えられなくてもいいのよというお店のオーナーさんのお言葉が救いですが、それでも少しでも沢山お応えしたいという気持ちにはなります。このところ毎日少しずつですが、新しい曲も覚えています。やっぱり長く歌い継がれてきている曲には、いいものが多いのですね。そのような今までご縁のなかった沢山の曲たちに出会うチャンスを与えてくれている歌声喫茶。ちょっと大変だけど楽しいです!

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2006年8月10日 (木)

復刊ドットコム

 アコーディオンに興味を持ち始めてからの数年間、子育てと仕事で手一杯でアコーディオンを手に入れようという気持ちもなく日々の生活に追われていました。そんなある日、ふと立ち寄った書店で何となく足が向いた先は音楽関係の書籍コーナー。そこで何を探すでもなく眺めていると視線が向かった先は棚の中ほどの黄色い本。よく見ると「アコーディオンの本」と書いてあります。「えっ、こんな本があるの?」 手にとって見ると出版されて間もない本でした。中を開けてみるとアコーディオンを買えそうなお店やお教室の紹介もあります。迷わず購入して帰り、すぐに読みました。それまで全然知らなかったアコーディオンのことを随分知ることができました。写真資料も豊富で、とても読みやすい本でした。これこそ運命の出会いだと思いました(大袈裟でなく本当に)。
 当時は子育てでアップアップしていて音楽を楽しむなんて老後を待たなくては出来ないような気がしていました。それが、この「アコーディオンの本」を読んでいるうちに、とにかくアコーディオンを売っているお店に見に行くだけ行ってみようと思うようになりました。そしてお店でアコーディオンを抱えて試奏させてもらったら、もうあっという間に虜になってしまっていて、程なく初めてのアコーディオンを手に入れたのでした。
 お店で紹介していただいてお教室に通うようになったのは1年程過ぎてからでした。そのお教室の小川経子先生は≪東京アコーディオンメイツ(TAM)≫という会員制のサークルを主宰なさっていて生徒は皆そのサークルの会員にもなっていました。そしてレッスンに通うようになって3ヶ月もしないうちに初めての発表会があったのですが、これには生徒でなくてもTAM会員は誰でも参加が出来ました。発表会当日、なんと「アコーディオンの本」の渡辺芳也さんも会員のお一人として参加なさっていたのです。私は緊張しつつ、渡辺さんのお陰でアコーディオンを始めることができましたとお礼を申し上げたのですが、それ以来、渡辺さんのご本からもご本人からも、たくさんのことを学びつつ今日に至っています。
 渡辺芳也さんのこの本がなかったら、私は今もアコーディオンをやっていなかったかもしれないし、“アコーディオン喫茶かるふーる”も存在していなかったと思います。本当にいくら感謝してもし足りない程です。

 そんな渡辺芳也さんの著作2冊(アコーディオンの本、パリ・ミュゼット物語)を復刊してもらおうという動きが始まっています。ブログサイト「びたみんAcco」のfoohtaさんが登録してくださって以下のサイトで投票を募っています。よろしかったらサイトを覗いてみてください。

http://www.fukkan.com/vote.php3?no=34933(アコーディオンの本)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=34934(パリ・ミュゼット物語)http://foohta303.blog28.fc2.com/blog-entry-133.html(foohtaさんのブログ)

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2006年7月21日 (金)

~~~ 風 ~~~

 「工藤さんの周りの風のクルクルしてますねー。」 昨日KYOさんからいただいた、このコメントは何だかとても嬉しかったです。(もちろん、いただくコメントは、いつも・どれも嬉しいのですが。)

 アコーディオンは蛇腹を動かしてリードに風を送ってあげなければ音の出ない楽器。ピアノの名手にアコーディオンを持たせても必ずしも上手に弾きこなせるとは言えないし、アコーディオン奏者でも指が早く動く人が必ずしも良い演奏をしているとも限らないと思います。蛇腹で どのような風を作ってリードを鳴らしてあげるか、そこを極めた人にしか聴く人を唸らせるような演奏は出来ないのかなぁとも思います。私には一生かかっても到達できそうにない目標ですが、いい風を作って気持ちのいい音を聴く人の耳に届けられるようになりたいです。そんな楽器をやっているので、「風」という言葉が好きです。

 アコーディオンを始めてから、KYOさんにコメントいただいたように私の周りには とっても「いい風」が吹いているように思うのです。アコーディオンを始める前の数年間、気持ちが落ち込むことも多い日々でしたが、アコーディオンと出会ってからは沢山のすてきな出会いにも恵まれ、何かが起きても立ち直りも早くなったし、とにかく前向きに前向きにと私を前へと歩ませてくれます。

 ありがとぉ~~ アコーディオン!

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2006年7月20日 (木)

地域密着型

 アコーディオンをどのように楽しみたいかと考える時に私が真っ先に思うことは「地域密着型」ということです。というのも、車もなく(もちろん免許も)体力もない私にとって、遠くまでアコーディオンを持って運ぶというのは結構大変です。そこで考えたことは、この先10年、20年とアコーディオンを楽しんでいきたいと思ったら、やっぱり地域での演奏の場を多くしていくことがいいのではと思ったのです。
 そこで、思い立って徒歩10分ほどの高齢者施設でのボランティアを始めたのが5年ほど前。そこで月に一度演奏させていただきながら、お声をかけていただければ障害者の施設、学校などでも演奏してきました。昨年からは、PTA活動で知り合ったギタリストのお父さんと一緒に地域のお祭りにもいろいろと出していただいています。夏はお祭りが多いので今年も8月には週末ごとにお祭りに参加予定です。そして、このような地域のイベントでは知っている顔、懐かしい顔に出会えることにプラスして新たな出会いもまた楽しみなのです。7月15日のKnK支援イベントに演奏で参加してくださった竹之内兄弟やオオノシンヤさんとも昨夏のイベントで出会いました。
 地域での活動にお声をかけていただいた場合には、どうしても無理な事情がある時以外は引き受けることにしているのですが、昨日は歌声喫茶のお手伝いを頼まれました。自宅から徒歩で10分もかからないお店でのイベントなので私にとっては近くて好都合です。8月から新たに始める歌声喫茶の伴奏のお手伝いをということで、楽しみ半分不安も半分です。リクエストを受けて伴奏するとなると、きっと知らない曲・出来ない曲もたくさんありそうだし、転調も即座には出来ないし。でも、それ以上に楽しいことも沢山ありそうな気がして、考えるより先に引き受けてしまいました。
 これまで以上に地域密着型アコーディオン・ライフを楽しむ日々となりそうです。レパートリーを増やしたり、演奏力の向上にも努めなくてはとも思います。

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2006年5月31日 (水)

ハローキティーのアコーディオン

そういえば、もう一台アコーディオンを持っていたことを今朝になって思い出しました。義理の妹がプレゼントしてくれました。実用向きではないのですが、可愛いです。簡単な曲なら弾けます。

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2006年5月30日 (火)

新しいオモチャを手に入れた子ども?

 自分のブログに写真が載せられると分かったら何だか嬉しくて、本当は他にやるべきことがあるのに、自分のアコーディオンの写真を撮ってアップしてみました。サイドバーの少し下の方の「マイ・アコーディオン」というところから私が現在使っている3台のアコーディオンを見ていただけます。

 こうやってパソコンのことやデジカメのことやインターネット関係の新しいことを少しずつ覚えていくのは、なかなかいいかも!

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2006年4月18日 (火)

音楽共和国

 コロポさんのブログでラジオ出演の話題を読んで、そういえばと恐ろしくも楽しかった思い出が蘇りました。実は7年前の春、私もラジオに出していただいたことがあったのでした。録音テープがあったのを引っ張り出して聞いてみたら30分位の間に3曲演奏し、いろいろとしゃべっていました。(ああ、恥ずかしい!)

 当時レッスンに通っていた先生の所へ、ミュゼットの演奏とお話をしてくれる人を紹介して欲しいという依頼があり、ただお礼ができないのでプロの方には頼めないということで、「それならミュゼットが好きだって言っている貴女が行っていらっしゃい」ということに何故かなってしまい、ムサシノFMというローカルラジオ局でやっていた「音楽共和国」という番組に出していただきました。

 ミュゼットが好きでアコーディオンを始めたとはいえ、まだレパートリーも3曲しかなく、渡辺芳也さんの本を読んで勉強して臨みましたが、それはそれは大変な緊張をしました。本番の前にトイレへ入り、そこにちょうど人一人が抜け出せそうなサイズの窓があったので本気でそこから逃げてしまおうかと思った程でした。でも、宝塚歌劇団出身のすてきな女性がパーソナリティーだったのですが、ご迷惑かけるだろうと思うと逃げることもできずスタジオへと戻ったのでした。

 「ナポリのそよ風」「ミュゼットの女王」「オトゥイユ・ロンシャン」の3曲を演奏したのですが、「オトゥイユ・ロンシャン」の途中でちょっとだけ止まってしまいました。でも、ちょうどパリにある競馬場の名前をタイトルにした曲で競馬の様子を描いたかのような軽快な曲だったので、「途中で落馬しちゃいました!」なんて言ったら結構受けていました。お教室の宣伝も兼ねてということでしたが、このような機会を与えてくださった恩師には感謝をしています。周りから与えていただけるチャンスは小さなことでも みな栄養になると思ってやってきて、今もそういう気持ちでやっています。そして、そういうことを通じてまたすてきな音楽仲間が増えていくのも楽しみです。 

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2006年3月13日 (月)

必須栄養素:アコーディオン!

 昨日、「びたみんAcco」というステキなブログを書かれているfoohtaさんとお話をする時間が取れました。私たちにとってアコーディオンは生きていく上でなくてはならない本当に必要不可欠なものだということで話は盛り上がったのですが、ブログやHPを通じて知り合った方たちとアコーディオンへの思いを語り合うことができるというのは本当に幸せなことです。“アコーディオン喫茶かるふーる”に参加してくださる方たち、インターネット上で知り合う方たち、同じ思いを持つ方たちとの出会いと交流で、人生こんなにも変わるものかとしみじみと思うこの頃です。

 “アコーディオン喫茶かるふーる”を始めようと思い立ち、本格的に準備を始めてから約一年が過ぎた今、迷いながらも始めてみて本当に良かったという思いです。最近練習量がずいぶん少ないような気はしますが、日々アコーディオンのことを考えずには生きていられない気がしています。(ちょっと大げさかな?)

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2006年1月31日 (火)

アコーディオンとの出会い

 アコーディオンの魅力にとりつかれたのは多分1989年です。この年の10月から3年間過ごしたフランスでは、ちょうどアコーディオンのリバイバル・ブームといった感じでテレビやラジオからアコーディオンの音色が頻繁に流れてきていました。何がきっかけだったか全く思い出せませんが、気付いた時には、すっかりアコーディオンの虜になっていました。初めて見るボタン・アコーディオンにすっかり心奪われて、アコーディオンの音色が聞こえてくるとテレビの前から動けなくなるといった状態でした。

 なかでもお気に入りだった番組は"PASCAL SEVRAN SHOW(パスカル・セヴラン・ショー)" といって、往時のバル・ミュゼット(ダンスホール)を再現したようなスタジオ・セットの中でアコーディオン演奏やダンスが繰り広げられるといった内容でした。司会進行役のPascal SEVRANという男性が歌も歌うのですが、それがまたステキで、彼のカセットテープを見つけて買って持ち帰りました。

 当時はミュゼットという言葉も知らず、有名なアコーディオン奏者の名前も知らず、とにかく好きで聴いていただけでした。唯一覚えた帰った名前はイヴェット・オルネーという女性奏者。とにかく派手で目立っていました。一度見たら忘れられないインパクトのあるバイタリティーにあふれた感じの女性でした。きっと、ジョー・プリヴァとかダニエル・コランとかマルセル・アゾラとか有名なアコーディオン奏者をたくさん見ていたのではないかと思うのですが、当時は知らなかったので覚えていないことが少々残念です。

 自分でもアコーディオンを弾きたいと思って楽器屋さんのショーウインドウを眺めたりもしましたが、奨学金と僅かな蓄えに頼って生活している身には買える金額のものではありませんでした。老後の楽しみにアコーディオンが弾けたらいいなと思いながら過ごす日々でした。その後、老後を迎える前に初めてのアコーディオンを手に出来たのは1994年のことでした。そして、フランスから来日したアコーディオン奏者たちの演奏を聴きに行ったり、発売されていたビデオを見たり、また渡辺芳也さんの「アコーディオンの本」「パリ・ミュゼット物語」を読んだりして、私が心躍らせたあの音楽はミュゼットと呼ばれるものだったのだと知りました。今も相変わらずミュゼットが大好きです。

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